

4月23日(土)『第62回宇藤歯科医院健康セミナー』を開催致しました。
今回は患者さん2名、ホームページを見て参加して下さった方が1名でした。
質問などで話しが盛り上がり、終了が8時過ぎになってしまいました。
遅くまで有り難うございました。
- 第1部 「一生自分の歯で過ごすために、これからの歯科のかかり方」DR.宇藤
第2部 「一生自分https://utoh-dental.jpめ方」https://apike.xyzA href="http://www.utoh-dental.jp/report/yokukamu.pdf">よく噛む」DH.横山

- マイクロスコープを使うと根管治療は上手く行くのでしょうか?
- マイクロスコープが治すというわけではないですが、ある事により見える物が多くなりました。ラバーダムの方が根管治療にはもっと大事で す。マイクロスコープはあくまで道具であり、最も大切なのは治療に対するコンセプトです。
- 過去に他院で抜歯が必要な歯と言われて根管治療を行った事で、歯が残せた人はどのくらいいますか?
- 統計はありませんが、初診時の診査でやはり抜歯が妥当と判断した方はここ一年で50人中3人くらいいらっしゃいました。その後根管治療を行った方で抜歯になった方は今のところ歯根破折を起こした方以外はいません。最近ではインプラントがある為に抜歯の判断をするのが早くなっているのかもしれないですね・・・。
- 宇藤歯科で再植を行う方は多いですか?
- 開業当初(20年位前)から再植は行っていましたので、これまでに少なくとも500歯以上は行っていると思います。最近は歯根破折があるとインプラントを勧められる事が多くなってきましたが、私個人は再植できるのであればその方がよいと思っていますので必然的に再植を行う方が多いと思います。また、インプラントを避けたいと思っている患者さんが多く来院されているので、そう言った意味でも多い方だと思います。
- 再植歯のその後の生存率はどのくらいですか?
- 統計を取っていませんのではっきり言えませんが、条件によってかなり変わるといえます。20年以上経過している方もいますし、数年で抜歯した方もいます。最近は特に条件が厳しいケース(誰が見ても抜歯しかないような)が増えてきましたのでそいう意味では全体の生存率はがっているかもしれません。
- 再植の手順を教えて下さい。
- @破折した根を歯根膜を傷つけないように慎重に抜歯します。
A口腔外で接着します。
B抜歯した部位をしっかりと掻爬(そうは)して戻します。
Cその後骨と生着した後土台をいれて仮歯で様子をみます。
D問題がなければ最終的な補綴物をいれます。
- インプラントと再植ではどちらが楽ですか?
- 再植の場合は口腔外で行う処置が半分位ですし、骨を削る事はほとんどありませんので再植の方が楽だと思います。
- 抜歯すると病変は治りますか?
- 治ります!
- ミラクルデンチャーについて教えて下さい。
- 一般的な義歯は、残っている歯にばねをかけるので歯に負担がかかりますし、見た目も良くなく、隙間から物が入るなどの欠点があります。ミラクルデンチャーはそうした欠点を無くしたものと言えます。
現在お持ちの義歯を利用できる事、残っている歯を大袈裟にいじらなくて良いなど多くの利点があります。
- 移植の際の歯根膜の役割について教えて下さい。
- 移植の際に歯根膜があることによって骨と結合する役目をします。また、歯根膜は歯と骨との間にあってクッションの役目もしています。
インプラントには歯根膜はありませんので、歯根膜の有無がインプラントとの大きな違いであると言えます。
TOPへ